ロックの「現場」はここだ。
ロッキング・オンの音楽情報サイト、RO69のコンテスト『RO69JACK 2009』の入賞バンド14組によるコンピレーション・アルバム! 兵庫慎司 (ロッキング・オン/RO69)

JACKMAN RECORDS COMPILATION ALBUM vol.1
『RO69JACK 2009』

ROJR-0009 定価 ¥657+税
2010.5.12 リリース
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  • チャクチャク・エンタメ
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  • 1. コスモス 『たった今ここで、君と僕だけのうた』
  • 2. SAMURAI JACK UNIVERSE 『光』
  • 3. zan80z 『wassenaar』
  • 4. Schloder 『hello people』
  • 5. SuiseiNoboAz 『tokimekinishisu』
  • 6. the sworn group 『onestar』
  • 7. スズメナインティーン 『Rorschach』
  • 8. 東京カランコロン『パレードオブあぁぁぁぁぁ!!!』
  • 9. butter butter 『anonymous』
  • 10. ハネムーン 『動もすれば』
  • 11. barbalip 『サンダーラーライ』
  • 12. puff noide 『鼓動』
  • 13. 夕暮レトロニカ 『幸せまでも腹八分』
  • 14. リリィノート 『Future Picture Syndrome』

ディスクレヴュー

ロックの今と、ロックの未来が鳴っている

この作品は、音楽サイト「RO69」が行っているアマチュア・アーティスト・コンテスト、「RO69JACK 2009」に応募し、入賞をはたした14バンドの音源を集めたコンピレーション・アルバムです。
「RO69JACK」とは何か、最初に説明しておきますね。まず、アマチュア・アーティストに音源を送ってもらって、RO69内で行う第一次選考を通過すると、そのアーティストの音源と写真とプロフィールが、サイト上にアップされます。毎回だいたい200組前後です。で、そこから、視聴したユーザーによる投票と、RO69JACK製作委員会の推薦で、入賞アーティストが決まります。これが20組くらい。
そして、その入賞アーティストのライブ演奏を、都内某ライブハウスで撮影して、その映像をアップし、再び投票と推薦を行います。そこで最終的に勝ったアーティストは、ロッキング・オンが企画制作している夏・冬のロック・フェスティバル『ROCK IN JAPAN FES.』『COUNTDOWN JAPAN』に出演できます。そして、RO69からCD制作費として100万円を提供し、5曲以上収録の作品を作っていただき、RO69の運営するインディー・レーベル<JACKMAN RECORDS>からリリースできる。と、そういう企画です。 で、2009年夏の「RO69JACK 2009」で、入賞をはたしたアーティストたちにも、1曲20万円の制作費を提供して、音源を持ち寄っていただき、完成したのがこのコンピレーション・アルバム、というわけです。
つまり、入賞はしたけど惜しくも優勝を逃してしまった14組の音源を収録した作品である、というわけですが。完成したこの作品を聴いて、私が最初に思ったこと。

なんでこの人たち、優勝しなかったんだっけ?

「おまえらが落としたんだろ!」と、ボコボコにされて然るべきことを書いているのはわかっていますが、素直にそう思ってしまった。どのバンドも、ちょっと驚くほどいい。いやあ、「RO69JACK」ってレベル高いんだなあ。多くのバンドが、「RO69JACK 2009」にエントリーしてきたのとは曲を変えていて、新鮮に聴けるせいだろうか。でもほんと、誰とは言いませんが、「こっちの曲の方がいいじゃん」と思った音源もある。「こっちの曲だったら優勝したかも」というケースも……いや、それは言ってはいけないことですが。
あと、ライブを重ねたり、レコーディングを経験したりすることで、応募してきた時よりも、それぞれが進化している、というのもあると思う。同じ曲を新録してきたバンドも、どれも、明らかに前のテイクよりもいいし。
それから、タイプも方向性も思想もバラバラだけど、みんなロック・バンドだ。というか、歌とギターとベースとドラム、という、ロック・バンドのサウンド・フォーマットで音楽を作っているバンドだ。意識してそうしたわけではありません。ユーザーと我々が、優れている音を選んだ結果、こうなりました。だから、「今のインディー・シーンのロック・バンドはこうです」という、良質なサンプルにもなっていると思います。
とにかく、本当に、どこのレーベルのコンピにも負けない、相当レベルの高い作品になりました。正直言って、「ヤバいなあ」と思っています、今。この14バンドの中から、でっかくなるバンドが現れて、「俺たちあの時落とされたんですよねえ」って言われる、みたいな気まずいことになるだろうなあ。いや、将来じゃない。SuiseiNoboAzあたりは、もうインディーのスケールを超えて頭角を現し始めているし。今後、この中の誰がそういうことになっても、不思議ではないと思うので、とりあえず、その覚悟、しておきます。
それから。1曲目のコスモスは、残念ながらこの企画後に解散してしまいました。あと、2曲目のSAMURAI JACK UNIVERSEのように、コンテストとこの音源製作以降にメンバー・チェンジがあったバンドもいます。というようなことも含めて、全曲じっくり味わっていただけるとうれしいです。ここには、2009年の日本のインディー・ロック・シーンのリアルがあり、そして未来のロック・シーンのリアルがあります。(兵庫慎司/RO69)

プロフィール

01. コスモス
コスモス 成田どんぐり(vo)/ガッツ大久保(g)/クッチー菊地(b)/Dr.松岡しょーた(ds)
2004年5月、東京で結成。6月、吉祥寺曼荼羅にて初ライブ。2006年4月、台湾の野外フェス『SPRING SCREAM』に出演。2007年1月、1stミニ・アルバム『What's your name?』をリリース。5月、初のワンマンライブを高円寺GEARにて開催。2010年3月19日、下北沢屋根裏でのライブをもって解散。
02. SAMURAI JACK UNIVERSE
SAMURAI JACK UNIVERSE 江沼拓実(vo&g)/杉浦健(g)/竹田尚人(b)/武井宏幸(ds)
2006年結成。東京・下北沢のライブハウスを中心に活動をスタート。2009年4月、1stシングル“呼吸”をリリース。「RO69JACK 2009」入賞後、メンバーの脱退と休止を経て、現在は江沼(vo&g)/阿部(b)/青木(ds)/杉浦(g) というメンバーで、都内を中心に精力的に活動中。
03. zan80z
zan80z Keigo Yoshida (g&vo)/Naoya Sugita(b)/Yuki Sakai (ds)
2005年結成。コンピレーション・アルバム『PUNK STADIUM vol.1』への参加、4枚のデモCDの制作を経て、2008年4月、1st ep『evolutionarily stable strategy ep』をリリース、ツアーを行う。現在、都内ライブハウスを中心に、全国各地でライブ活動中。
04. Schloder
Schloder Takafumi Tachiyama(vo&g)/THE MC Yamada(ds)/よねざわ やすゆき(g&cho)/Monna(b)/ Ami Kondo(key&cho)
2008年9月、兵庫県立大学軽音楽部内で結成。2009年3月、初の自主製作音源「Schloder」完成。5月、「YOKOHAMA MUSIC AWARDS」にて“I remembered”が番組スタッフ投票で1位に。12月、テレビ朝日系『THE STREET FIGHTERS@関西』で特集される。神戸を中心に、月1~2本のペースでライブ活動中。
05. SuiseiNoboAz
SuiseiNoboAz 石原正晴(vo/g)/櫻井範夫(ds)/溝渕匠良(b)
2007年夏結成。2009年7月、『FUJI ROCK FESTIVAL』の「ROOKIE A GO-GO」に出演。2枚のCD-R作品『SuiseiNoboAz1』『SuiseiNoboAz2』、My Speaceでの音源配信、コンピレーション・アルバム『サウンドポタージュ』への参加を経て、2010年1月、プロデューサーに向井秀徳を迎えた1stアルバム『SuiseiNoboAz』をリリース。
06. the sworn group
the sworn group ユウキテツヤ(vo&g)/オオゾノリュウジ(g)/ツカモトタカシ(key)/スズキマナブ(b)/シライシショウゴ(g)/カミヤジュンペイ(ds)
2008年8月結成。東京を中心に活動中。シングル“コクーン”と“ガリス”、アルバム『the sworn group』の3 枚のデモCDをリリース。My Space Japanのトップニュースで絶賛される。2009年9月から12月まで、マンスリー自主企画ライブ『追分ゆらゆら』を開催。
07. スズメナインティーン
スズメナインティーン 宇佐美沙耶子(vo)/吉田春人(b)/清原正隆(g)/西村恒彦(ds)
2008年1月結成。2009年4月に1stデモCD『衛星第二』完成。新宿・渋谷・下北沢等のライブハウスを中心に活動中。
08. 東京カランコロン
東京カランコロン いちろー(vo&g)/おいたん(g&cho)
2007年冬結成。2008年3月に初ライブ。2009年6月に初の4曲入りデモCDを発売。11月、『MINAMI WHEEL'09』に出演。現在は、これまでサポートしてきた、せんせい(key&vo)/ぜんぶ(b)/かみむー(ds)が正式メンバーとなり5人で活動中。
09. butter butter
butter butter 鈴木貴之(vo&g)/浜田誠一(b&cho)/杉本温史(ds&cho)
2003年 8月 結成。3枚のデモCD-Rを経て、2006年1月、自主レーベル「深海堂」を立ち上げ、これまでに1stミニ・アルバム『ANCHOR』、2ndミニ・アルバム『ミナモ』、ライブ会場限定CD『ソワリ』、1stフル・アルバム『clear』リリース。『clear』はタワーレコード渋谷店インディーズ・チャート19位にランクイン。『ムーンサイドレコーズ』『wild gun crazy compilation vol.3』の2枚のコンピレーション・アルバムにも参加している。2009年11月、週刊ヤングジャンプ連載の漫画『GANTZ』のイメージソングに“ハリィ”が選ばれた。都内を中心に活動、各作品のリリースのたびに全国ツアーも行っている。
10. ハネムーン
ハネムーン 二宮悠(vo&g)/田代啓太(b)/藤倉吉樹(ds)
2006年、早稲田大学の音楽サークル内で結成。2008年9月にマスザワヒロユキ(ザ・ガールハント)主宰のkatatema recordsからミニ・アルバム『ハチメンロック』をリリース。2009年3月にはユニバーサルミュージックからリリースされたコンピレーション・アルバム『桜コンピ。』に“春よ行く”で参加。都内を中心に活動中、ツアーも行っている。
11. barbalip
barbalip 松井歩生(vo&g)/渡邊雄之(g&cho)/ 山岸直樹(b&cho)/新後哲美(ds&cho)
2003年4月結成。3枚のデモCD-Rを経て、2007年9月に1stミニ・アルバム『REMIND』をリリース、全国ツアーを行う。2008年12月に山岸が加入、現メンバーとなる。新宿・下北沢・池袋など都内を中心に、新潟、大阪、神戸などで全国各地でもライブ活動中。
12. puff noide
puff noide 榎園稔三(vo&g)/辰巳俊平(g)/横島健太(b)/田口史朗(ds)
1998年、榎園を中心に、CREAM PUFF NOIDEとして活動開始。自主レーベルより2枚のシングルと1枚のアルバムをリリースの後、2006年4月、puff noideに改名。2007年、横島が加入し現メンバーが揃う。本作のレコーディング後、辰巳が脱退し、中澤正志(g)が加入。下北沢・新宿・吉祥寺を中心に精力的にライブ活動を行っている。
13. 夕暮レトロニカ
夕暮レトロニカ 岡田ピロー(vo&g)/満井直(b&cho)/徳山大輔(ds&cho)
2007年春、東京の専門学校で出会った3人で結成、下北沢を中心にライブ活動を始める。無料音源配布などを経て、『夕暮レノスタルジー』と『シシカバブ/傘』の2枚のCDを制作、ライブ会場で販売中。
14. リリィノート
リリィノート ソウダアキヒロ(vo)/伊藤しゅう(g)/ハラリョ→(b)/山本洋幸(ds)
2007年4月結成。2008年3月、自主盤1stミニ・アルバム『リリィの音』をリリース。10月、1stミニ・アルバム『page:Ⅰ planet Lily』リリース。2009年3月より、自主盤1曲入りデモ音源『マンスリリィ』を各月リリース開始。2010年4月、映画『ソラニン』の挿入歌に“雪中花”が選ばれ、iTUNES STOREやレコ直などで同曲を配信リリース。