いちばん新しい日本のロック15曲、あります。
ロッキング・オンの音楽サイト、RO69のコンテスト「RO69JACK 2013」優勝・入賞アーティストによるコンピレーション・アルバム第9弾!

JACKMAN RECORDS COMPILATION ALBUM vol.9
『RO69JACK 2013』

ROJR-0034 定価 ¥639+税(税込 ¥690)
2014.7.9 リリース
 
                                
レコチョク mu-moORICON
STYLE
  • 1. ARKS『月が照らす夜の中』
  • 2. yeti let you notice『いらない感情』
  • 3. endeavour『ハクメン』
  • 4. 街灯チルドレン・ララバイ『デイとリッパー』
  • 5. カラシゴロシ『ピート』
  • 6. QOOLAND『勝つまでが戦争(RO69JACK ver)』
  • 7. こゆび『暴言』
  • 8. 失禁少女『ねこまんま』
  • 9. 集団パラリラ『ゆとり先輩』
  • 10. Su凸ko D凹koi『くず息子』
  • 11. Buckwheat『virtualism』
  • 12. phonegazer『亡霊』
  • 13. BOYS END SWING GIRL『サイレン』
  • 14. マイクロコズム『黒くにじむ空に絶えず鳴り響く』
  • 15. the Loser『Symphony』

ディスクレヴュー

この才気と情熱の先に、ロックの未来がある

 初回開催時(2008年)の入賞バンド=plentyをはじめ、真空ホロウ、東京カランコロン、忘れらんねえよ、WHITE ASH、indigo la End、キュウソネコカミなど、邦楽ロック・シーンの「今」を切り開くアーティストを数多く輩出しているアマチュア・アーティスト・コンテスト=「RO69JACK」。各回の入賞楽曲を収録したコンピレーション・アルバムの第9弾として7月9日にリリースされたのが、今作『JACKMAN RECORDS COMPILATION ALBUM vol.9 RO69JACK 2013』だ。昨年春から夏にかけて行われた「RO69JACK 2013」で入賞を果たした15組の楽曲のひとつひとつが、ロックの/音楽の面白さと見果てぬ可能性を改めて雄弁に物語ってくる――そんな1枚だ。
 弾けんばかりの躍動感に満ちた吉田明日香(Vo・G)の歌と、清冽な3ピース・ロック・アンサンブルとがせめぎ合う、ARKSの“月が照らす夜の中”。静と動がドラマチックに押し寄せる楽曲に、心の軋みと煩悶をヴィヴィッドに重ね合わせてみせる、yeti let you noticeの“いらない感情”。UKロック的グルーヴとオリエンタルな広がりを併せ持つ音世界の中で、イマジネーションの翼を伸びやかに広げる、endeavourの“ハクメン”。エッジィ&ダンサブルなのにメランコリックな質感の音像が、四畳半フォーク的なストーリーと一丸となって疾走する、街灯チルドレン・ララバイの“デイとリッパー”。ソリッドに研ぎ澄まされた3ピース・バンド・サウンドを、堀田興樹(Vo・G)の奏でる高速フレーズと雄大なメロディが高揚の新次元へと導いていく、カラシゴロシの“ピート”。驚異のツイン・タッピング・テクはもちろん、脇目も振らずロックの彼方へと爆走するような冒険心が音のひとつひとつから滲む、「RO69JACK 2013」優勝バンド=QOOLANDの“勝つまでが戦争(RO69JACK ver)”。《変態気取った凡人が今日もうたって踊っている/偽物さんはお断り》と衝動炸裂の歌詞を、2分半のワイルドな爆走ロックとともに撃ち放つ、こゆびの“暴言”。ご飯と味噌汁がねこまんまになるだけの歌詞に、奔放なロックンロールでもって爽快なポップ感を与えてみせる、失禁少女の“ねこまんま”(6月からバンド名を「密会と耳鳴り」に改名)。ギラリと光るギター・サウンドと8ビート/4つ打ち/16ビート入り乱るビート感の中で、ジン(Vo・G)のシャウトが聴く者の衝動をダイレクトに刺激する、集団パラリラの“ゆとり先輩”。引きこもりニートの出口なき悲哀の日々を、キュート&キャッチーなガールズ・パンクに乗っけてかっ飛ばして痛快なスピード感を生み出してみせるSu凸ko D凹koiの“くず息子”。'10年代の定型化したバンド・サウンド×エレクトロの方程式を更新し、異次元の多幸感を紡ぎ出す、「RO69JACK 2013」もうひと組の優勝バンド=Buckwheatの“virtualism”。加藤彩可(Vo・Key)の凛としたピアノ&ヴォーカルと、シューゲイザー・ロックの透徹したサウンドスケープが高次元で響き合う、phonegazerの“亡霊”。衝動がそのまま形になったような冨塚大地(Vo・G)の歌と紅蓮のロックンロールが、閉塞感も無力感もネガポジ変換する、BOYS END SWING GIRLの“サイレン”。混沌と渦巻く世界の憂鬱に、ガールズ2ピースの鋭利なサウンドで決然と挑む、マイクロコズムの“黒くにじむ空に絶えず鳴り響く”。2本のギターが描き出す鮮烈なコントラストと、佐藤一八(Vo・G)の歌にこめられたロマンが共振してダイナミックに広がる、the Loserの“Symphony”……

 2013年のコンテストの優勝・入賞に立ち止まることなく、それを「新たなスタート地点」としてそれぞれ次なるステップを踏み出している15組。その才気と情熱が凝縮された今作は同時に、ロックの未来を真っ直ぐに照らし出す輝きに満ちている。シーンの「これから」を担うであろう新鋭の音を、真っ向から受け止めてほしい。(高橋智樹)

プロフィール

01. ARKS
ARKS 吉田 明日香(vo&g)/落合 祐葉(b&cho)/池辺 涼真(ds&cho)
2009年に大阪府で結成。幾度かのメンバーチェンジを経て、2011年に現在の形態に至る。過去に高校生バンド大会で堺代表に選出されたり、十代白書で南大阪大会優勝という実績を持つ。1stミニアルバム『ハコブネイロ』のリリースツアーでは10代にして20本以上のツアーを決行するなど、精力的にライブ活動をしている。
02. yeti let you notice
yeti let you notice 武田 大(vo&g)/永山 駿(ds)/千葉 雅人(b)
2009年9月に東京都で結成。メンバーチェンジを経て、陶山 良太をサポートメンバーに迎え、現メンバーになる。1stミニアルバム「いらない感情」レコ発企画では200人余りを動員。活動拠点は渋谷だが、リリースツアーでは大阪、静岡、福島等各地を回った。現在は一時活動休止中。
03. endeavour
endeavour 石田 太郎(vo&g)/柴崎 竜(g)/堀田 充(ds)
2005年に東京都で結成。コピーバンドとして活動を開始したが、2006年からはオリジナル楽曲の制作をスタートし、都内を中心にライブ活動を始める。現在はベーシストであった月岡 靭がサポートメンバーになったが、普段のライブに加え川崎でストリートライブも行っている。
04. 街灯チルドレン・ララバイ
街灯チルドレン・ララバイ タカハシユウト(g&vo)/宮澤ギターヒーロー岳(g&cho)/大井 俊輔(ds)
2012年8月、都内の同じ専門学校に通うメンバーで結成。2013年に1stミニアルバム『街灯』をリリースし、自主企画「対談」を開催。コンピレーション収録曲「デイとリッパー」MVは完全自主制作であり、YouTubeで公開中。尚、ベーシストであったもってぃは2013年末に脱退した。
05. カラシゴロシ
カラシゴロシ 堀田 興樹(vo&g)/宗海 健斗(b)/中川 竜平(ds)
2011年、大学の軽音サークル内で結成。2012年に以前のドラマーが脱退し、中川が加入し現在のメンバーに至る。2013年5月には初の自主企画"Keep on Barking"を開催し、100人近くの動員を集める。その後、亀田誠治氏が学長を務めるweb上の大学『亀田大学』で紹介される。2013年11月にはデビューアルバム「mustard」が全国リリースされている。
06. QOOLAND
QOOLAND 平井拓郎(vo&g)/川﨑純(g)/菅ひであき(b)/タカギ皓平(ds)
2011年10月に東京都で結成。2013年7月、「RO69JACK 2013」で優勝、同年8月4日にROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013に出演。2013年は、年間でライブを115本行った。2014年2月には、『教室、千切る.ep』をJACKMAN RECORDSよりリリース。そして、同年4月には最新アルバム『毎日弾こうテレキャスターagain』がリリースされた。
07. こゆび
こゆび ゆうき(vo&g)/遠藤 禎範(g)/桂野 敬章(b)/飯田 ゆか(ds)
2009年11月にゆうき(vo&g)と遠藤(g)が中心となり東京都で結成し、2012年6月現在のメンバーに至る。都内を中心に活動しており、新宿マーブルで開催された5回目の自主企画『ゆびきりげんまん~第五関節~』ではチケットがSOLD OUTした。同年11月には1stミニアルバム『歪』を、2014年1月には、1st E.P.『アーティスト』をリリースした。
08. 失禁少女
失禁少女 ちゃこ(vo&g)/ハセ(g)/よねちゃん(b)/メル(ds)
2011年8月にちゃこ、ハセ、メルが同じ大阪の専門学校で知り合い、結成。前任のベースが脱退後、よねちゃん(b)が加入。関西を中心に活動し、2012年にはYAMAHA主催「The 6th Music Revolution」で大阪ファイナルに残り、BIGCATでライブを行った。また、2013年2月には、関西の音楽フェス「大阪天狗」の決勝大会に進出し、Zepp なんば大阪のステージに立った。
09. 集団パラリラ
集団パラリラ ジン(vo&g)/ハットリ(b&cho)/リカコ(dr&cho)
2008年、武蔵野美術大学でジンとリカコが出会い、ジンの高校の同級生ハットリが加わり、3ピースで活動開始。2012年、ミニアルバム『ギラギラッ』を全国リリースし、同年10月に行われた下北沢DaisyBarでのワンマンライブはSOLD OUT。2013年9月、1stフルアルバム『僕はパーフェクト』をリリースした。
10. Su凸ko D凹koi
Su凸ko D凹koi どい(b&vo)/りな(g&cho)/おうむ(ds&cho)
2010年1月に都内で結成したガールズ3ピースバンド。会場限定CD600枚を完売する。2012年は、ワンマンライブを3回行い、いずれも満員、大盛況に終わる。2013年、日比谷野外音楽堂にて開催された『NAONのYAON2013』にOAとして出演した。2014年6月には、SAKAE SP-RING 2014への出演が決定している。
11. Buckwheat
Buckwheat 田村 知之(vo)/高橋 慶(g)/紺藤 大生(g)/酒井 俊介(b)/上田 寛之(ds)(ds)
2012年4月、東京都にて結成。全員が同じ高校の同級生である。都内を中心にライブ活動をしており、2013年7月、「RO69JACK 2013」で優勝。2013年8月には、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013に出演した。2014年現在、アルバムを鋭意制作中。2014年夏のリリースを予定している。
12. phonegazer
phonegazer 加藤 彩可(vo&key)/平久晴気(g)/井上 裕太(b)/種田 充朗(ds)(ds)
2013年3月に東京都で結成。加藤を中心に前身バンドを結成し、何度かメンバーチェンジを経て、現在の形態に至る。2012年には、全国流通盤『LILYMUSIC V.A.』に参加。2013年7月には1stミニアルバム『from 0』をリリース。下北沢のライブハウスを中心に活動している。
13. BOYS END SWING GIRL
BOYS END SWING GIRL 冨塚大地(g&vo)/鍔本隼(g)/白澤直人(b)/飯村昇平(ds)
2012年3月に小学校からの友人であった冨塚と白澤を中心に千葉県で結成。同年8月、1stミニアルバム『I'll be there』を発売し、地元・千葉で自主企画を開催した。2013年12月には、下北沢SHELTERで2ndミニアルバム『Goodbye, Teenager』のレコ発自主企画を開催し、チケットはSOLD OUTした。
14. マイクロコズム
マイクロコズム おみたお(vo&g)/ほなみ(ds)
2009年12月に都内の高校の同級生で結成。ボーカルギターとドラムコーラスの女性2ピースバンド。2011年11月に『microcosm e.p.』、2013年7月に『黒くにじむ空に絶えず鳴り響く』をリリース。2014年2月にリリースしたE.P『顔』は好評につき2014年5月7日より全国のHMV店舗、オンラインショップにて取り扱いが決定。
15. the Loser
the Loser 佐藤 一八(vo&g)/高橋 慶基(vo&g)/塚野 文人(ds)
2012年12月に東京都にて結成。佐藤を中心に塚野と組んでいた前身バンドに、高橋が所属していた別のバンドの解散を機に加入。東京都内を中心に活動する3人組ツインボーカルバンド。Demo音源第一弾『かくれんぼ』を現在YouTubeで聞くことができる。